株式会社ヤナコ機器開発研究所
微量重金属イオン連続測定装置 SAP-3300
工業用水、工業ライン用水、パイプライン、工場排水または河川水などに含まれる重金属イオン(銅、鉛、カドミウム、亜鉛など)をppbの単位で連続監視できる装置です。
本装置の制御プログラムに従い、検水の採取→試薬添加→混合→除酸素→前電解→分析→データ処理→信号出力の工程が全て自動的に行われ、分析結果がプリントアウトされます。
上記の4元素は、検水の条件によりますが同時に分析することができます。このほか、ニッケルまたはヒ素(3価+5価)の測定に対応することができます。このため、ヒ素(3価)の測定などの特殊な分野にも応用されています。
特徴
・再現性が高く、最大4元素の同時測定が可能。
・分析時間:20〜40分、分析周期:30分〜1時間。
・定量限界:10ppb
・ポーラログラフ法を用いており、各金属イオンのポーラログラムを目視可能。
ポーラログラフ法による微量ヒ素の連続モニタについて
工場排水などに含まれるppbオーダのヒ素(As3+ + As5+)を連続で測定することができます。
SAP-3300は、重金属イオン(Cu、Pb、Cd、Znなど)の連続モニタとして開発された装置ですが、As5+をAs3+に還元する前処理機構を付加することにより、全ヒ素の連続測定を可能としました。
分析時間は、前処理工程を含めて約40分であり、使用する水銀も極めて少なく、外部に漏れない構造になっております。ランニングコストも極めて安価であり、半導体工場で稼働中です。(下画像は、出力のサンプルです。)
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