株式会社ヤナコ機器開発研究所
微量融点測定装置 MPシリーズ
融点は、有機化合物の物理恒数として古くより我々のきわめて身近なもので、あらゆる領域の有機化学者が日常的にその測定を行っているものです。微量融点測定装置であるMPシリーズは、試料の状態変化の過程を直接観察することによって測定することができる装置です。今日では、微量化学の進展とともに取り扱う試料が極端に微量となり、更に個々の結晶の溶融前後における挙動の詳細な観察が要求されております。
MP-J3 (手動昇温,測定範囲:40〜300℃)
極めて軽便、廉価。
試料を直接観察する他に、10倍拡大鏡を用いて観察することができます。
備付けのスライド式ミラーを用いて、試料を観察しながら温度計の読取りが可能です。
MP-S3 (手動昇温,測定範囲:40〜300℃)
試料を50倍顕微鏡によって観察することができます。
装置本体に偏光フィルタを装着することによって、結晶および液晶の変化観察が容易に行えます。
備付けのスライド式ミラーを用いて、試料を観察しながら温度計の読取りが可能です。
MP-500P (手動または自動昇温,測定範囲:40〜500℃)
MP-S3にデジタルプログラム温度調節器を取り付け、昇温を自動化。さらに加熱能力を強化し、500℃まで対応。温度表示がデジタル化され、MP-S3よりも便利かつ使いやすい装置です。
MP-500MD (手動または自動昇温,測定範囲:40〜500℃)
MP-500Pの顕微鏡像を液晶モニタに投影させることによって、さらに観察を簡便化しております。顕微鏡を常時観察し続ける疲労の軽減化が図られ、顕微鏡像を観察者一人だけでなく、複数名で観測することが可能です。
液晶モニタは、小型であり、可搬式である装置を維持しております。
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